1/5

若菜摘みのリース

¥120,000 税込

SOLD OUT

別途送料がかかります。送料を確認する

この商品は海外配送できる商品です。

■草木染めで染めた糸を、細いレース針でていねいに編んで作った、若菜摘みのリースです。


せり、なずな。ごぎょう、はこべら、ほとけのざ。すずな、すずしろ。
言わずと知れた春の七草ですが、お正月に食べるおなじみの姿は芽生えたばかりで、どんな花が咲くのかご存知でないかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
レースのような細かい白い花が咲くせり。すずなはカブのことで、菜の花そっくりの黄いろの花が咲きます。すずしろは大根のことで、ふちがほんのり紫がかった清楚な白い花は、とても美しいのです。
ぺんぺん草でおなじみのなずなは道ばたでよく見かけます。小さな白い星のようなはこべの花も、見つかりやすい花です。つぶつぶした黄いろのはながたくさん咲くごぎょうは、ははこぐさという名前のほうで知られています。
まぎらわしいのが、ほとけのざ。ピンクの濃淡のかわいらしい花が並ぶシソ科のホトケノザは七草ではなく、七草のほとけのざはキク科で、コオニタビラコという名で知られています。ああややこしい。
若菜摘み、と言いながら、花が咲いて董が立った食用に適さないものばかりを集めて、リースにしました。
賑やかしに、食べられないホトケノザと、おいしそうなふきのとうも加えて。
セリの花には、キアゲハがとまっています。葉っぱには、セリを食草とするキアゲハのいもむしがいて、しょりしょり齧っています。
ふきのとうの葉っぱにはてんとう虫が、なずなにはアリがいます。
細い糸で細かく編み、ていねいに作った、春の陽射しを感じるようなリースです。

2021年10月、奈良市美術館にて行われました「第5回 評論とともに観る美術展ー観る・読む・感じるー」に出品するために制作した作品です。
同美術展におきまして、令和日本藝術アカデミー大賞を受賞いたしました。


      ―― ※ ※ ※ ――


花や葉っぱをかぎ針編みし、ワイヤーに巻き付けて花枝を作り、まるくまとめてリースにしました。
リース土台も、ワイヤーに糸を巻き付けて作ったものです。
糸は、すべて白い糸から染めました。
草木染めは、化学染料のように丈夫ではないため、直射日光、水濡れなどにはお気を付けください。
また、どうしても月日とともに色褪せてまいります。自然の色ならではの味としてお楽しみください。

※大きめの作品のため、配送方法は簡易書留付きとさせていただきます。
 対面でのお受け取りとなります。

  • レビュー

    (9)

  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥120,000 税込

SOLD OUT

※ショップからご連絡することがございますので、恐れ入りますが「chichi@nonohanabiyori.com」からのメールを受信できるよう設定の上ご購入くださいますよう、お願い申し上げます。

同じカテゴリの商品